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【はじめてのweb広告】第5回 web広告用語集「PV(page view)とは」

第5回は「PV」です。ちょっと広告から離れていますが、特にwebメディアの広告収益(Revenue)を考える上で、ぜひとも知っておきたい指標、単語になります。データなのに極めて曖昧でもあるという、ある意味とてもweb広告らしい単位です。

PVとはなにか

Page Viewのこと。あるページ(HTML1ページ)が読み込まれた回数を指す。

計算式

PV計測用のタグが読み込まれた回数を専用のツールで計測する

事例

(計測ツールの管理画面を見ながら)今月のPVが100万超えた!!

解説

PVは、webメディアにとって非常に分かりやすい指標で、頻繁に耳にすると思います。一般的にPVが大きいほど有名で、人気もあり、したがって広告を始めとした収益も大きくなります。

しかしPVが多い=来訪者が多い、とは必ずしも言えるわけではありません。PVはタグが読み込まれた数でしかないため、例えば同一ユーザーが1ヶ月のうちに何回も見に来た場合や、サイトの中を何十ページも閲覧した場合などには、その全てがカウントされています。

一方で、ページが何回読み込まれているか(どれだけのコンテンツが読まれているか)、ページ当たりどれだけの価値を生み出しているのか(RPM)といった見方では重要視されます。

PVの取得は簡単で、お好きな事業者と契約し、計測タグをウェブサイトに掲載するだけです。

計測タグ掲載時のポイントは以下などでしょうか。

1.計測の必要がある全てのページに抜けもれなく掲載する
2.ページに直接掲載ではなく、CMSなどの管理機能を使って掲載する
3.重複掲載をしないように注意する

PVは、極論を言うと計測タグが読み込まれた数を数えているだけですので、タグを掲載していないページがあれば当然PVとしては減ってしまいます。この計測タグで、「ユーザーがどこから来訪したのか?」「どのくらいの時間滞在したのか」といったサイトの分析に必須といえる指標も取得するため、全てのページに掲載をおすすめします。

CMSなどの管理機能を使って掲載するのはなぜでしょうか。webメディアのページは、運営する限り無限に増え続けます。一つ一つのページに手作業で掲載するのは明らかに非効率です。さらに大きな問題は「あるPV計測ツール(タグ)を永遠に使い続けることはありえない」点です。どこかの時点で必ず「A社からB社に変えよう!」という事態が発生します。この時タグを全てのページに直接掲載していた場合、手作業で張り替える必要があります(置換する、という手はあります)。CMS等であれば1箇所タグを書き換えるだけで、全てのページが書き換わります。工数的にも正確性でも比較にならないと言えます。

重複掲載は、読んで字のごとく1つのページに2つ以上の計測タグを掲載することです。PV計測の性質上、1ページに2つあれば2PVになってしまいます。PV計測の目的からすると本末転倒なのは言うまでもありません。CMS等でタグを管理していれば、ほぼ確実に避けることができます。

広告主から見たPV

そのサイトの規模感を掴む程度の役割です。PVが多いサイトはやはり知名度が高いため、いわゆる「著名なサイトに出稿したい」といった場合には重要視されます。知っているから出稿したい、という要望は確かに存在します。
一般的にはPV単体で評価されるというよりも他の指標と組み合わせて判断材料とされています。

web広告の主流が純広告だったころ、PVの多いサイトは代理店によって収集され、「メディアガイド(媒体資料)」などと言ったカタログ形式で流通していました。このガイドに載っていれば、広告枠が売れていくという時代の話です。

webメディアから見たPV

webメディア内では「最も重視されてきた指標の一つ」と言っても過言ではないかもしれません。サイト担当者に与えられるミッションや目標としてもよく聞きます。それだけに、PVの仕組みや考え方を知ることは、達成に大きく近づくと思われます。

最近ではPVの曖昧さやその他の指標の台頭もあり、目標値としては副次的なものとなってきています。かつては前項のように、最重要指標で間違いなかったのですが、時代が変わりました。

プラットフォーマー(プログラマティック)から見たPV

価値がない、と言ってはいいすぎかもしれませんが、そこまでPVを重視していない、とは言えると思います。もちろん、広告配信先の選定における検討材料には変わりませんが、一度取引が始まってしまえばPVを気にするケースは少ないです。理由は、プラットフォーマーにとっては送られてきた(良質な)リクエストがすべて、だからです。

最後に

見てきたとおり、PVは「データとして取得」するにも関わらず、扱われ方がとても曖昧で幅広い指標です。PV同様、似たような曖昧さを持つ用語や指標はたくさんあります。それらに慣れる意味も含めて、PVについて知っていただければと思います。

PVは、PVだけを計測して一喜一憂する時代から、ツールやハードの進化に伴って「PVにおけるユニークな来訪者数(UU)」や「PVにおける直帰率」のようなアクセス解析に発展していきました。現在では、それらアクセス解析の指標とセットで使われています。

PVは、正しくまっとうに増やすことでサイトを成長させられます。手法も様々で、コンテンツを増やす、お金を払って宣伝する等の他にSEOやSNSを使った手法もあります。それらはまた別の機会に紹介します。

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